●2008年9月


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波の谷間に命の花が……ジェイソン・ボーン! 9月29日


 いやあ、すごかった。「ジェイソン・ボーン」三部作を一気に見てしまいました。
 スパイ・アクションなんですが、主人公がむやみに銃をぶっ放すわけでもなく、知力と身体能力で勝負! というつくりには感心しました。
 エシュロンまで駆使しながらも墓穴を急ピッチで掘っていくCIAの右往左往にも大笑い。痛快そのものでした。

 約6時間にわたる記憶の旅路のゴールを祝って、打ち上げ打ち上げ、と機嫌よくビールを飲んでいると、ある疑問が頭をよぎりました。

“あれ”の説明がなかったのでは?

 まあ、原因でありきっかけでもあるので、ぼかしたところでたいしたことはないと思いますからはっきり言っちゃいますが、“あれ”とは、ボーンの尻にインプラントされていたブツ。
 チタンか何かでできた小さなカプセルで、スイッチを押せばチューリヒ銀行の貸金庫の番号を投射するというもの。

 この手がかりによって三部作の幕が上がり、あれよあれよという間に物語に引き込まれてしまうのですが、あのカプセルは、誰が、なぜ埋め込んだのでしょうか。
 敵に捕らわれたら工作員であることが判明するからかえって逆効果。また、任務に失敗して死んじゃったら大金も偽パスポートも使えないし。
 埋めておく理由が見あたりません。驚愕の新事実は三作目で明らかになりましたが、カプセルに関しては不明のまま。ボーンが記憶を失うことが前提で埋められたとしか思えない。

 もし、こういう手がかりがなければ、ボーンは漁師として一生を過ごすことになるんでしょう。もう、別の映画ですね、こうなると。
 しかしですよ。ポーカー、数学、スリ、なりすましなどの天才を演じてきたマット・デイモンですから、天才漁師をやらせても大向こうをうならせてくれたのではないでしょうか。三部作だっていけますよ。

第一弾『ボーン 大漁旗』
第二弾『ボーン べた凪』
第三弾『ボーン 兄弟船』

 眉毛ぼーん! みたいな雰囲気を醸していますが、気にせずにまいりましょう。
 とくに第三弾はキャスティングを楽しみたい。
 赤の他人だけどマット・デイモンの兄弟に見えてしかたがないマーク・ウォルバーグが登場しますよ。
 物語は、漁師つながりということで! マーク演じるボビー・シャットフォードが乗り組む船はもちろん、メカジキ漁船アンドレア・ゲイル丸。迫り来るパーフェクトストームに二人の男が敢然と立ち向かう……!

 なーんていうストーリーを妄想しては、熱くなる私は立派な映画盆暗。どうもビールの量が過ぎたようですな。
 来週あたり、やはり6時間かけて日本語吹替え版を見てみようと思いますが、もし、あのカプセルの秘密をご存じの方は、こっそり教えてくださるとありがたいです。時間の節約にもなりますし。




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